過敏性腸症候群

〜ストレス解消法を見つけて〜

仕事や試験、対人関係等でストレスを強く受けた時、不眠や、不安、イライラ等の精神的・心理的ストレス反応とは別に、胃が痛くなったり、便秘や下痢になった経験がある人は、少なくないと思います。この中で、ストレスを感じると下痢や便秘を慢性的に繰り返す「過敏性腸症候群」について、お話したいと思います。

男性には「下痢型」、女性には「便秘型」が多いといわれています。今、5人から10人に1人が、「過敏性腸症候群」に悩まされていると言われています。ストレスにさらされると、脳が反応し、腸に異常な指令を出し、腸が過敏に働けば腹痛や下痢を引き起こし、腸の動きが停滞すれば、便秘を引き起こします。
この中で生活に影響しやすい下痢型についてお話します。下痢型の人は、ストレスが原因で下痢を引き起こすと、さらに、それが不安で下痢を悪化させるという悪循環になっているようです。そのため、市販の下痢止めを常用している人も多いようです。
しかし、下痢止めの多くは、腸の蠕動(ぜんどう)を抑え、一時的には、腹痛や下痢も改善しますが、常用すると腸の自然な蠕動運動を妨げ、腸の働きが悪くなり、消化吸収にも影響し、ひいては腸内細菌バランスも乱れてしまいます。また効果も一時的なため、再び下痢に苦しむことになります。

一番の治療法は、自分のストレスを自覚し、自分なりにストレス解決法を見つけていくしかありません。最近では、職場でストレスチェックを行うところも増えてきました。深呼吸をして、脳の興奮を抑えるのも一つの方法でしょう。下痢型の人は、暴飲暴食は控えましょう。飲み過ぎ、食べ過ぎで腸の働きが悪くなり、下痢が悪化します。
また、「過敏性腸症候群」の人は、腸内細菌のバランスが崩れていることも多く、即効性ではありませんが、腸内環境を整え、善玉菌を増やすということで、整腸剤の服用は問題ないと思います。また、慢性の下痢や便秘を繰り返す方の中で、腸に重大な病気が隠れていることもありますので、かかりつけの医師に一度はご相談ください。

(琉球新報2017年3月7日)

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